ネットワークの設定
CentOS のインストールが無事完了したら、ネットワークの設定をおこないます。
手順1: CentOSを シャットダウン(停止) します。
root でログインして、
# /sbin/shutdown -h now
を実行します。
手順2: CentOS側の[設定]=>[ネットワーク] で、eth1 を 「ホストオンリーアダプタ」 に設定します。
手順3: CentOSを 起動 します。
Tera Term 等で、ssh にて 192.168.56.1 へログインします。
手順4: 手順3にて、もしログインできない場合は、ネットワーク定義ファイルを開いて有効にします。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0" BOOTPROTO="dhcp" HWADDR="xx:xx:xx:xx:xx:xx" NM_CONTROLLED="yes" ONBOOT="yes" TYPE="Ethernet" UUID="xxxxx"
ONBOOTを no から yes に変えます。
固定IPにしたい場合は、以下のように指定します。
BOOTPROTO="static" IPADDR="192.168.xxx.xxx" NETMASK="255.255.255.0" GATEWAY="192.168.xxx.xxx"
BOOTPROTOを変更し、IPADDR、NETMASK、GATEWAYを追加。
設定し終えたら、ネットワークを再起動します。
# /etc/init.d/network restart
手順5: 以下のコマンドを実行して、iptables (ファイアウォール)を無効にします。(デスクトップ上なので不要です。)
# chkconfig iptables off
# chkconfig | grep iptables
iptables 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
# /etc/init.d/iptables stop
iptables: ファイアウォールルールを消去中: [ OK ]
iptables: チェインをポリシー ACCEPT へ設定中filter [ OK ]
iptables: モジュールを取り外し中: [ OK ]
手順6: 以下のコマンドを実行して、SELinux を無効にします。(デスクトップ上なので不要です。)
# vi /etc/selinux/config
# This file controls the state of SELinux on the system. # SELINUX= can take one of these three values: # enforcing - SELinux security policy is enforced. # permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing. # disabled - No SELinux policy is loaded. SELINUX=disabled # SELINUXTYPE= can take one of these two values: # targeted - Targeted processes are protected, # mls - Multi Level Security protection. SELINUXTYPE=targeted
SELINUX=enforcing を disabled に変えます。
手順7: 作業ユーザを作成します。
他のサーバへファイルを移動させた場合に同じユーザになるようにユーザID、グループIDを統一しておきましょう。
下記の例では、500 で統一します。
# groupadd -g 500 グループ名
# useradd -u 500 -g グループ名 ユーザ名
# passwd ユーザ名
ユーザー xxxx のパスワードを変更。
新しいパスワード:
新しいパスワードを再入力してください:
passwd: 全ての認証トークンが正しく更新できました。
手順8: 作業ユーザで sudo (スーパユーザ権限)を実行できるようにします。
最後の行を追加してユーザに権限を与えます。
# visudo
## Allows members of the users group to shutdown this system # %users localhost=/sbin/shutdown -h now ## Read drop-in files from /etc/sudoers.d (the # here does not mean a comment) #includedir /etc/sudoers.d ユーザ名 ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
手順9: ユーザでログインして確認します。
スーパユーザで ls を実行してみます。
# su - ユーザ名
$ visudo ls
エラーにならなければOKです。exit で抜けてください。
手順10: 最後に reboot(再起動) します。
# reboot
以降、作成したユーザでログインして作業します。
トラブルシュート
FireFoxでブラウザが外部へアクセスできない場合、 CentOS側のファイヤーウォールが「無効」になっているか確認してください。 (Windowsのデスクトップ上に構築するので、ファイヤーウォールは不要です。)
プロキシ経由で、yumコマンドを使う場合は、 /etc/yum.conf に次の行を加えます。 proxy=http://プロキシホスト名:ポート番号/
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